人間の幅を広げることが必要です
たなかです。
ビジネスにおいて、必要なスキルの1つに、
コミュニケーション能力があります。
その為に必要なのものは、人間の幅です。
言い換えると、器の大きさや度量です。
人間の幅というのは、過去の経験が大きく、
苦労や修羅場、さまざまな経験が糧となり、
人間の幅が広くなるものです。
つまり、人間の幅や器、度量というものは、
短期間や突然に大きくなるものではないです。
ビジネスで苦労したり、修羅場をくぐったり、
を繰り返すことで人は成長していきます。
世の中には、仕事のスキルが高いのに、
人望が無い人というのもいるもので、
そういう人は、頭のキレが良すぎるために、
苦労や修羅場を避けることが多く、
そういう意味で、人としての経験値が低い、
という場合が良くあります。
じつはこれ、以前のわたしがそうでした。
苦労を避ける道ばかりを探して、楽をする、
ことばかり考えていました。
ただ、わたしがラッキーだったのは、
次から次へと、苦労がやってきたので、
そんな自分であっても、他の人より、
経験値を上げることができました。
若いころの苦労は買ってでもしろ、
といいますが、多くの苦労を経験すると、
人として、必ず成長する事が出来ます。
さらに、仕事の結果は能力だけではなく、
人間の幅で決まることが多くあります。
地味なことや裏方の仕事でも、真面目に、
コツコツとやり続け、苦労を重ねた人は、
花道を歩み、苦労を避けてきた人に比べて、
人としての魅力や幅の広さが出てきます。
人は、快楽を求めて、苦痛を避けます。
苦労する道を避ける方法を見つけて、
楽して成功する事を覚えてしまうと、
苦労をして経験値を上げるチャンスに、
戻ることが出来ないのが、人の本質です。
苦労を避けることばかりを考えていると、
苦労する状況になってしまった局面で、
苦労に耐えられない人間になります。
若いうちは、あえて苦労をすることで、
人間の幅を広げることが必要です。
それが、やがてビジネスに役立ちます。