早めの○○に騙されてはいけません
2014年12月3日
たなかです。
昨日の夜がとっても冷え込んだこともあり、
どうやら風邪をひいてしまったようです。
普段から、自己管理、体調管理には、
気を使いますが、不覚にも具合が悪いです。
まあ、今日の仕事を早めに切り上げて、
風邪薬と栄養剤を飲んでぐっすり寝れば、
明日には回復すると思います。
で、風邪といえば、『早めのパブロン』、
のフレーズを知らない人は少ないですが、
この言葉には、マーケティング的には、
とても重要なことが隠れています。
ビジネスでモノを売る時には、モノ自体の、
良い部分だけを伝えても売れません。
というのも、人は、
見ない、信じない、行動しない
のです。なので、モノを売る時には、
その商品を手に入れた後の幸せなイメージ、
あるいは、逆にその商品を手に入れない時の
不幸なイメージ、を想像させるのです。
さて、はなしは戻って『早目のパブロン』
の言葉には、風邪をひいて辛い自分、
というのを想像させることで、早めに薬を、
という流れをつくるわけです。
そうすることで、より多くの風邪薬を、
風邪をひく前の人にも買わせるのです。
で、最近の薬局では、風邪薬を買うときには、
この薬と合わせて飲むと効果が強まる、
という栄養剤も同時に勧められます。
これは、マーケティング的には『クロスセル』、
といい、ついで買いを仕掛けるわけです。
コンビニのレジ付近のお菓子も同じです。
あなたのビジネスでも、幸せなイメージで売り、
ついで買いを誘発する仕掛けをしてみては、
いかがでしょうか。
そして、くれぐれも体調にはご注意ください。