商売では、○○を理解しましょう
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たなかです。
今週は、『顧客心理』をテーマに、
【たなか流】の思考をお伝えします。
商売において、顧客心理の理解は必須です。
顧客心理を理解するためには、まず、
人間の本質を覚えておくことが重要です。
人間の本質とは、次の4つです。
1.見ない、信じない、行動しない。
2.快楽を求めて、苦痛を避ける。
3.人は、他人に理解されたい。
4.人は、コンプレックスで動く。
1.見ない、信じない、行動しない。
人は、見ない、信じない、行動しない。
これは、『顧客心理』を理解するうえで、
とても重要な人間の本質です。
『見ない』
人は興味のあるものしか見ません。
興味があったり、気にしていることがあると、
人の脳は、それを意識して見ます。
たとえば、知り合いと数人で街を歩いていても、
興味があることで、いろいろな発見がある人と、
同じものを見ても、何も得ない人に分かれます。
なので、『見させる』ための行動が必要です。
広告でいえば、キャッチコピーやデザイン、
抽象的にいえば、インパクトやパンチ力など、
強制的に『興味を持たせる』ことです。
『信じない』
人は、先入観、固定観念、既成概念で考えます。
なので、新しい考えや見方、とらえ方、
あるいは、新機能や新製品を信じません。
いい変えると、実験台にはなりたくないのです。
なので、『信じさせる』ために必要なのは、
過去の信頼と実績です。出会ったばかりであれば、
そのお客様との信頼はまだないですから、
過去実績の裏付け、証拠が効果的です。
『行動しない』
ここまで来ても、最後の一歩で躊躇します。
迷う理由は、人それぞれですが、
ここで、一番ダメなのが、売り込むことです。
行動をしない一番の理由は、不安です。
不安を抱えたお客様は、行動できません。
その状況で、コチラが推せば推すほど、
より不安が増えて、退くものです。
行動しやすい様に、切っ掛けを準備する。
というように考え方を変化させましょう。
例えば、期間や数量などの限定を明示する。
サービスや付録などの特典を明示する。
完全サポートなどの人的サービスをつける。
などにより、見込み客の背中を押してあげる。
ことができれば、行動するのです。
お客様の背中をうまく押してあげるのが、
優秀な商売人なのです。
人は、見ない、信じない、行動しない。
この本質を、覚えておいてください。
<明日につづく>


