あの大企業でも通用しない企業の論理とは

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加



人気ブログランキングへ
← おかげさまで上位奮闘中!

ハンバーガー

田仲です。

マクドナルドの売上低下がスゴイですね。

先月から、メニュー表が復活したマック。

昨年対比の経常利益は58%減だそうです。

近年のマクドナルドの戦略には、

戦略コンサルタントとしても『?』のつく、

ことが確かに多すぎました。

1.高額商品を主流に

2.メニュー表の撤去

3.マックカフェ

そのほかにもありますが、

これらについて、考えます。

1.高額商品を主流に

マクドナルドが、バブル崩壊してから、

更に勢いを増してきた背景には、

「早い、安い、それなりに美味い」

があります。個人的には、お世辞にも、

「美味い」とは、言えませんが・・・

癖になる、微妙な味がマックのウリです。

持ち味、特徴がはっきりしているから、

それにあった、お客様の属性になるのです。

その属性のお客様に「高額商品」を売る。

そうすると、何が起こるか?

味よりも、早い、安いを求めているのに、

「遅い、高い、○○い」となるのです。

そんなもの、マックの客層は求めません。

2.メニュー表の撤去

さらに、傷口を広げる施策が、

「メニュー表の撤去」と「60秒サービス」

「メニュー表の撤去」の理由は、

お客様の注文のスピードが落ちるから

だそうです。苦笑ですね。

これは、顧客目線なのでしょうか?

わたしは、「企業の論理」と断言します。

お客様は選ぶのも楽しみのうちです。

お客様が選ぶのに時間がかかるのであれば、

窓口を増やすとか、並び方を工夫するとか

レジでの作業を早くできる仕組みにするとか

企業の努力で出来るはずです。

さらに「60秒サービス」に到っては、

メニューもないのに、注文を急かされて、

急いで選ばされるから、提供時間が遅いと、

お客様が「不」を感じるわけです。

売上が上がらない原因には、一方的な、

「企業の論理」の押しつけがあるのです。

3.マックカフェ

最後に「マックカフェ」でトドメです。

マックのくせに、立派な値段のコーヒー。

いわゆる「ノマド」の仕事場になります。

「ノマドワーカー」はコーヒーを飲むために

来店するのではなく、場所と電源を確保する

ために来店します。

仕事に没頭するので、比較的長く滞在します。

時間は長いが、注文はコーヒー一杯です。

当然ランチは、近くの「おいしい店」です。

以上の3つの戦略は、論理的に考えれば、

結果を予想できますが、マクドナルドほどの、

大企業でも「初歩的なミス」をします。

で、さらに恐ろしいことが起こっています。

ここからは、わたしの想像ですが、

「高額商品化」により、家族連れが激減。

昔からの戦略であった、子供のうちから、

ジャンクフードに慣れさせることで、

味覚音痴をつくるという戦略が崩れ、

将来的に、若年マックファンは減ります。

今のメインターゲットである中高生も、

同じ値段を出すなら、他へ行きます。

「ノマド」により、時間当り客単価は、

減りますので、店舗売上は、激減です。

そう考えると、マックの症状は重症です。

とはいっても、これだけの世界的企業です。

カサノバ社長の次なる戦略に期待します。

で、今日お伝えしたいことは、

商売の基本は、ターゲットを絞り、

その属性に合った商品を、より安く、

より望ましい条件で売ることで、。

「企業の論理」は、そのあとで。

ということです。

ビジネスの考え方が身につきます。
→ 『ビジネスアンドマーケティングバイブル』


人気ブログランキングへ
← クリックお願いします

  • ryuty
  • 年収1億円を目指すメルマガ管理人をしています。
    自分自身、40歳になるまでネットビジネスには興味がありませんでしたが、
    初心者、中年、メタボの3拍子揃った私でもできます。
    あなたも、やってみませんか?
    私がお手伝いします。
    詳しいプロフィールは、コチラで
    http://azupapa.xsrv.jp/ryut-okurepo/?page_id=48

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

Top