注意の仕方は難しいですね
たなかです。
部下がいる方には共感していただける
と思いますが、部下を注意するのは、
難しいですよね。
最近の若い者は・・・
などと、ジジイのような小言はさておき、
今の若者は、ゆとり教育の被害者であり、
比較的甘い環境で育っていることが多く、
精神的な大人になる前に社会へ出る為、
壁にぶつかったり、少し注意されると、
挫折したり、スネてしまうことがあります。
サービス業、接客業であるにも関わらず、
自分本位の服装や髪形である場合など、
本人のためと思っても、口うるさく、
注意すると、建前では従ってくれますが、
陰でグチを言われてしまいます。
そうなると、どっちの方がが正しいこと、
を言っているのか、分からなくなります。
人間の心理として、怒られた人は、
怒られた『こと』を覚えています。
それも厄介なことに、あいまいな記憶で。
自分が悪くて怒られた、にもかかわらず、
ただ、『怒られた』という記憶だけが残り、
被害者意識を持つようになります。
ハッキリ言って、とても面倒くさいです。
中には、
『どうして、○○じゃいけないのですか?』
などと、自分を正当化し逆ギレまでも・・・。
そうなると、コチラも穏やかではないですね。
もちろん、仕事どころではなくなります。
とはいえ、それも含めて上司の役目です。
過去と他人は変えられない、
変えることが出来るのは『自分と未来』
という通り、本人が気づいてはじめて、
コチラの注意が伝わります。
例えば、服装や髪形などの身だしなみなら、
入口に姿見の『鏡』を置きます。
多くの場合、そこに映った自分の姿を見て、
みずからまともな身だしなみになります。
鏡を見ると、人から自分はどう見られるか?
という意識が高まります。
自分自身が『このままではいけない』と、
気づいてはじめて人は成長します。
なので、自分で気づけるヒントを与える、
というのが、上司としての大きな役割であり、
口うるさい上司、といわれないためにも、
必要なことですね。
とはいえ、部下への注意は難しいですね。