ツァイガルニック効果で興味を惹きましょう
2015年4月15日
たなかです。
ツァイガルニック効果で興味を惹きましょう。
えっ、ツァイガルニック効果って何?
と思われたことでしょう。
ツァイガルニック効果というのは、
人は完成した物事よりも、未完成なもの、
に強い興味を抱くという心理効果のことです。
日常生活では、意外とよく見かけます。
たとえば、TV番組の『続きはCMの後で』や、
CMなどの『詳しくはWEBで』とか。
は有名な事例で、続きが気になることから、
番組の視聴継続やサイト訪問へと繋がります。
人は、知的好奇心の刺激でより興味が湧き、
もっともっと知りたいと思うのです。
井戸端会議で小耳にはさんだ、うわさ話が、
その後も気になり、意識してしまうというのも、
ツァイガルニック効果の1つです。
宣伝においては、タイトルなどで使われます。
『本当は教えたくない、●●のヒケツ』
など、伏字なども興味を惹くテクニックです。
敢えて未完成な状態を演出することで、
あるいは、ハッキリしない部分を提示、
することで、興味を湧かせ行動させる。
それが、ツァイガルニック効果です。
ただし、この効果は強力なので、時と場合で、
相手との信頼関係を傷つけることがあります。
恋愛関係の2人の間だったり、仲の良い友人、
会社での上司への報告というような場合には、
未完成を演出するつもりが、うまく伝わらず、
歯にモノが挟まったような、落ち着かない、
そして、バカにされたような気持ちにさせる、
恐れがあります。
なので、あまり近すぎる関係の人には逆効果、
になることがありますが、ビジネスでは、
まず存在を知ってもらう段階においては、
ツァイガルニック効果で興味を惹きましょう。