ビジネスメールのよくやる間違い
2014年6月11日
たなかです。
今週は、『仕事』をテーマに、
【たなか流】の思考をお伝えしています。
ビジネスで、メールのやり取りは不可欠です。
でも、そんなビジネスメールでも注意が必要。
良かれと思ってやった気づかいが、
かえって、余計な手間をかけてしまう、
という場合があります。
ビジネスにおけるメールでは、
お互いの書いた文章を確認しながら、
コミュニケーションがとれなければ、
全くメールの意味がありません。
たとえば、文章が全部消されていた場合、
『あの件』や『その件』という表現では、
全く内容が通じない場合があります。
本文は残しておくことで、
『下記、○○の件』
という言い回しが共通の認識となり、
非常にスムーズに仕事が回るわけです。
ビジネスの相手が忙しければ、なおさらです。
あの人は、仕事をバリバリこなしていて、
頭も切れる人だから、昨日のメールの内容を
覚えているだろう。
というスタンスは、まちがいです。
自分の希望的観測であり、かいかぶりです。
それほど、人の記憶は信用ができません。
なぜ、メモやカレンダーがあるのか?
カメラやビデオ、パソコンが進化したのか?
それは、人の記憶をサポートするためです。
そう考えると、納得ではないでしょうか?
まして、忙しい相手であれば、当然ですが、
1日何十件、何百件のメールや電話、
そして、何人もの人に会うわけですから、
自分に対する記憶を当てにしてはダメです。
記憶は時間と共に薄まりますし、変化します。
なので、ビジネスメールでは、相手の本文は、
消さずに、返信することで、より効率よく、
記憶を再現してもらえます。
ちょっとしたことですが、とても効果的です。
ビジネスメールのやり取りの際には、
少し気にしてみてください。